【ナビ記者通信】千曲市で現地研修&交流会 観光ガイド会
作成日:2018年9月20日
観光ガイド会の現地研修、今回は千曲市へ。千曲市にもボランティアガイド会があります。
そのガイド会「楽知会」の皆さんと交流してきました。
姨捨駅で合流。高速の姨捨SAにはスマートインターがあります。此処から出れば、姨捨駅は直ぐ近く。ところがこのインターは小型車専用。市の小型バスで行ったのですが、出られず・・・結局次の更埴インターまで行き、一般道で戻る事に。
合流してからは楽知会の方の案内で、姨捨駅構内へ!陸橋を渡って棚田側のホームへ。ちょうど列車が停車中。特急待ちで暫く停車していました。
ホームからは姨捨の棚田が一望できます。楽知会の方が色々説明してくださいました。
入口側のホームには新しい建物が有ります。此処に停車する観光列車用で、飲食も出来る展望ラウンジとの事。普段は施錠されていて、一般客は入れないとの事でした。
通常の駅舎は大正時代の設計との事。大正デモクラシーの雰囲気が漂う味のある駅舎ですね。
またスイッチバック式の駅としても知られていますね。
駅を出て今度は棚田の中を散策。「田ごとの月」でも有名な棚田です。さてその「田ごと」の意味ですが、沢山の田に月が映って見えると言う事ではありません。物理的にもそれは有りえませんね^^;歩きながら移動するとその度にどこかの田に月が映っている・・・と言う事ですと楽知会のガイドさん。
姨捨伝説の話も出ました。それによると、年寄りを山に捨てたと言う話は違います・・・との事。姨捨山と言う名の山もありません。そう言われているのは冠着山ですね~。伝説は色々言われていますが一番信憑性が有りそうな説は・・・この地に住む人の姨が来て月に見とれ、その世界へ行きたくなり岩の上から飛んでしまった。姨が身を捨てた・・・姨捨との事。長楽寺の境内にその岩・・・姨石があります。姨を偲んで姪が石を積んだと言われる姪石も、長楽寺の向かい側にあります。
松尾芭蕉もこの地を訪れ、句を残しています。その句碑が長楽寺の境内にあります。
「おもかげや 姥一人なく 月の友」(風化していて字は読めません)
芭蕉の句碑が立てられた事から、多くの方が句碑を立てています。
この後は観光会館で、昼食の蕎麦を食べながら楽知会の方達と交流会。
天ぷら蕎麦もなかなかでした^^
食後には千曲市をバックに記念写真も!
最後に「森将軍塚古墳」に移動。予定では古墳内部を再現した資料館も見る事になっていたのですが、時間切れで省略。復元された古墳を見るだけになってしまいました。古墳は高台にあります。資料館から専用バスで移動(往復400円/一人)でした。此処も楽知会の方が説明してくれました。
古墳は上まで登る事が出来ます。竪穴式前方後円墳で、四角く囲まれたこのブロックの下が玄室との事です。
古墳の名前ですが、森将軍のお墓ではなく森地区に造られた王様の墓・・・との事です。
此処はもっとゆっくり見たかったのですが、駆け足での見学となってしまいました。 残念!
(9/13 撮 ナビ記者)
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