[ナビ記者通信]高森町「時の駅」・・・ガイド会現地研修
作成日:2017年5月15日
飯田観光ガイドの会、今回の現地研修は高森町の「時の駅」(歴史民俗資料館)で行われました。
こちらは今、大河ドラマ「おんな城主直虎」の影響で盛り上がっています。
館内の展示もその関係の物が^^
今回の座学は館長でもある松上さんから、大河ドラマと高森町の関係について学びました。
直虎の許婚であった亀之丞は、今川の手を逃れ高森町の松源寺に身を寄せていました。
ドラマでは信濃へ逃れ・・・であっさり済んでしまいましたが、南渓和尚との関係があったのです。
南渓和尚の師は黙宗瑞淵禅師、その師は松源寺を開山した文叔瑞郁禅師。また瑞郁禅師は松岡城主 松岡貞正の実弟。亀之丞は松岡城の武士等に武道の手ほどきも受けていた様です。・・・と言った様にドラマでは描かれなかった内容の説明がありました。
ドラマの今後ですが、先日(5/14)の放送で信濃から来た少女「高瀬」が登場しました。亀之丞の娘と名乗っていましたね^^高瀬の言い分が真実かどうか?南渓和尚がその確認の為に松源寺に問い合わせる・・・と言った展開で、またこちらの事が出て来るかと思われます。
座学の後は館内の展示物を見学。昭和初期の生活用品や道具が展示されています。
また古墳などの遺跡も多く、出土した土器なども沢山展示されています。
中でも目玉となっているのは、武陵地1号古墳から出土した「富本銭」ですね。普段展示されているのはレプリカですが、今回は特別に現品を見せてくださいました^^
富本銭は平成11年に奈良県明日香村の飛鳥池遺跡から大量に出土し、日本最古の通貨?と話題になりましたね。その記事を見た地元のおばあちゃんが「これと同じじゃないの?」と言って資料館に持ち込んだのだそうです!このおばあちゃん、大変なお手柄ですね^^
この他にも、季節がらか古い五月人形が沢山展示されていました。
帰り道に、松源寺が元々あった場所に立ち寄ってみました。寺は一度焼け落ちて今の場所に移転している、との事で亀之丞が居たのはその古い場所との事です。其処にはあの大河の幟旗と説明板がありました。山裾で「寺山」と言う地名が残っています。
今はマレットゴルフ場となっていますが・・・暫く使われていない様ですね^^;
(5/11 撮 ナビ記者)