【ナビ記者通信】八重桜街道も終盤

作成日:2023年4月24日

こちらで今咲いている桜と言えば、遅咲きの八重桜ですね。
という事で、八重桜街道へ行ってみました。でも行くのがちょっと遅かった。咲いていても、葉が出て来ています。もう少し早ければ、もっといい状態だったかと。

多くの花があるのは、「関山」(カンザン)。

奈良時代から伝わるという大型の八重桜。濃いピンク色で派手さがありますね。此処には沢山の関山があります

こちらは「八重紅虎の尾」。こちらも未だ花が沢山。

こちらも濃いピンクの花。花が密集して長い枝の周りにつき、虎の尾のようになると言う事からこの名に。

「紅華」も葉が多くなっていました。

こちらもピンクで華やかな花。開花期間が長い桜ですが、もう終盤ですね。

「花笠」ですが、やはり葉が多くなってきました。

淡いピンクの大輪ですね。満開時には花笠がぶら下がっているように見えるとの事ですが、如何でしょう?

こちらは「普賢像」

色は淡い紅色で後に白色になります。白っぽい花が多くなっています。雌しべが長く、普賢様が乗る像の鼻のよう、とこの名になっています。

似た名前の「須磨浦普賢像」 普賢像の枝変わりとの事で、こちらもだんだん白くなっていきます。神戸市須磨浦公園で見つかったのでこの名に。

白い花の「永源寺」です。早くから咲くので、今はもう寂しいですね。

滋賀県東近江市の永源寺境内で見つかった事からこの名に。白い花ですが、大きな花で豪華です。

ここでは数が少ない「天の川」  多分これ一本かと思います。まだ小さな木ですね。去年は無かった様な。

白い花で、上を上を向いて咲くのが特徴。これが分かっていれば見付けやすいですね。谷川公園のバス停近くにもあります。

こちらも数が少ない「舞姫」去年は見ていない様な。 育成は早いようです。新しい品種で名前は公募で決まったそうです。

応募者によると、鹿鳴館でフリルの付いたドレスを着て踊る貴婦人を連想しての命名との事。 そう見えますか?

「駿河台匂い」ですが、もうほとんど葉桜ですね。

白色の花びらでとても良い香りが特徴。見つけたら是非匂いをかいでみてください。駿河台にあった武家屋敷に植えられていた、という事でこの名に。

「鬱金」(うこん)です。こちらも花は少なくなっていますね。

黄色い花を咲かせる唯一のサクラで、清酒「黄桜」はこの桜にちなんだ名だそうです。

よく似た桜を一つ、「御衣黄」(ぎょいこう)ですね。花は白から淡緑色、葉とほぼ同じ色なので、花と気付かないことも。

花の中心部に紅色の条線があり、次第に赤みが増して来て散る頃にはかなり赤くなります。今はもう終盤。

地元の桜博士 森田先生が見付けた桜が2点あります。先ずは前回も紹介した「龍江の誉」 花はもう僅かでした。

色はもうかなり白っぽくなっていました。

去年植えられた「思井出桜」  一段と大きく成長していました。もう花の数は少なくなっていました。

「思川桜」からとった種から生まれた変異種。思川より花びらの数が多く、見栄えが良い桜。ピーク時はもっと濃いピンクです。

森田先生が最初に見付けたのは「正永寺桜」 ここにはありませんが、上飯田の西中付近、正永寺原にあります。今は江戸町の正永寺が昔在った所です。木は、あまり高くならない種の様で、森田先生が見付けた昭和44年からあまり変わっていない様です。枝の数は少し増えたような気がします。

花びらが多く、見栄えのする桜ですね。

以上撮影日は全て4/20 です。アップに時間が掛かってしまったので、花はさらに寂しくなっていると思います。今シーズンの桜情報は、これが最後ですね。

(4/24 ナビ記者 1)

 

タグ:八重桜

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