【ナビ記者通信】飯田は日本一の焼き肉街
作成日:2023年6月28日
皆さんはご存知でしたか?私がそう知ったのはこの店の看板からでした。
中央通りを駅から少し下った所に在る「ろくなもんじゃねえ」と言う焼き肉の店。店の前にもメニューとこんな看板が出ています。
昔は、飲み屋の数が日本一と言われていましたが、今は焼き肉なのですね。いつからそうなったのか?平成27年からとの事なので、それ程昔からではない様です。中央通りを更に下って行くと「飯田焼肉研究所」があります。以前はパチンコ屋だった建物です。
では中に入ってみましょう。駐車場もあるのでゆっくり見る事が出来ます。まず目に付くのは、長い鉄板。その長さは、飯田焼肉の日11月29日に合わせて、11.29mとの事です。令和3年11月29日にギネスに挑戦、「世界一長い鉄板で焼肉をしよう」と言うイベントの為に作られた物です。
長い鉄板の説明もあります。飯田の焼き肉文化を世界へPRしようと言うイベントでした。
また近年は野底山森林公園で「焼来肉ロックフェス」なるイベントが行われていて、その説明も。
更に床には、肉の部位の説明。壁にあった店に寄る鉄板の違いを並べてみました。
また別のコーナーには、焼肉関係の商品の展示も。肉だったり・・・
購入もできます。ただ、ここには係員などは常駐していないので、備え付けの機器でスマホ決済となります。そう言うのはちょっと苦手、と言う方には外に普通の自販機も設置されています。
そんな焼き肉の街飯田ですが、先日自治会館で焼肉のイベントがありました。先ずは飯田の焼肉文化について学ぼう、という事で座学から。日本一の焼肉街の根拠ですが、NTTのデーターによるもの。それも飯田が調べたのではなく、北海道の北見市から「飯田市が一番になっていますよ」と連絡があったとの事でした。ちなみにその北見市は、第3位でした。
講座の後は、焼肉のタレを作ろう!摺り下ろした玉ねぎ・リンゴ・ニンニク・・・味噌・ゴマなど、用意された材料で人それぞれ、思い思いのタレ作りに挑戦。
その後は外に出て焼き肉です。飯田には「出前焼き肉」と言う便利なシステムがあります。肉屋さんが、肉の他に焼き肉の道具も配達してセットまでしてくれるのです。この日もその出前焼き肉でした。
肉もマトンだけではなく、カルビ・豚ロース・鶏肉・黒モツなども。
昔は飯田で焼肉と言えば、マトンでした。それも2種類、生肉を焼くものと、タレに漬けこんだ肉を焼くスタイル。生肉は満州からの帰還兵が広めた物、タレ漬けは平岡ダム等に来ていた朝鮮人労働者が広めた物、と聞いています。遠山ジンギスはこのタレ漬けスタイルですね。
昔は羊を飼っている農家が沢山ありましたが、今は殆どが輸入肉。値段も高級肉並みにお高くなりましたね。以前は殆どの家庭に「ジンギス鍋」がありましたが、今はどうなんでしょう?
この日の会費は千円だけ。久し振りに焼肉を堪能しました。
(ナビ記者 1)